モ*クシュラ

ノート

2021.11.05[その他]

「風をこぐ」著者・橋本貴雄さんの「Kette」が、写真美術館 地下1階 展示室「写真新世紀展 2021」で11月14日まで展示

京都写真美術館 地下1階 展示室「写真新世紀展 2021」で、モ・クシュラの新刊写真集「風をこぐ」著者の橋本貴雄さんの「Kette」(ドイツ語で「鎖/連鎖/連なり」)が、スライドショーで展示されています。

「Kette」は「風をこぐ」所収の写真から成る作品で、キャノン写真新世紀2021 佳作に入選しました。
下記は椹木野衣氏の選評です。
路上で拾われたという犬、フウ。脊髄を損傷していたため大きな障害が残ったが、これらの写真を通じ、それにもめげず元気一杯に走り、仲間たちと生き生きと命を躍動させている。そのフウが日本の国内外を転居しながら少しずつ老いていき、天寿をまっとうするまでのおよそ12年が、この上なく美しいトーンと力強いショットで捉えられている。そこには、ひとつの命をめぐる物語があるように見える。だがそれとて、いかなる偶然の連鎖(Kette)が生み出した儚いものであることか。

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